===インターナショナルワークゲートNEWS===

#24 【コラム】フィリピンってどんな国?

========================

こんにちは。インターナショナルワークゲートです。
本HPの「お知らせ」では、技能実習生に係る最新情報や、
知っておきたい情報等を不定期で発信しております。
※これまでのお知らせはこちらから

本日は、技能実習生のことをもっと知って理解を深めるために
「フィリピンという国」についての情報をお届けします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フィリピンと聞くとどんなイメージを抱くでしょうか?
南国リゾート、島国、温暖な気候など、様々なイメージを抱くことでしょう。
知っているようで全然知らない国。フィリピンは、そんな国ではないでしょうか。

【基本情報】
東南アジアに属する7,109の島々からなる立憲共和制(簡単に言うと主権が国民にあり、
国民が選んだ代表者たちが憲法に従って合議で政治を行う体制のこと)です。
インドネシア(13,466島)に次ぐ世界第2位の多島国です。
国土や人口は日本の約8~9割ほどです。
日本からは約4時間のフライトで行けるご近所の国ですね。
フィリピンは平均年齢が24~28歳と言われています。
日本は約47歳なので20歳分も若い国と言えます。

【宗教について】
フィリピンはキリスト教国家で、国民の約83%がカトリック、次いで9%がプロテスタント、
残りイスラム教が南部を中心に5%、仏教が3%となります。
キリスト教はスペイン植民地時代に広まり、
スペインが伝えたのがローマ・カトリックであったため、今でも国民のほとんどがカトリックです。

【言語について】
島や地域によって主言語が異なり、言語の数は総計で100を超えるとも言われています。
母語として話す人が100万人を超える言語だけでも、タガログ語、セブアノ語、イロカノ語、
ヒリガイノン語、ビコール語、ワライ語・・・・などなど10種類以上あります。
多言語国家は、昔から円滑な意思疎通のために共通語を必要としてきました。
現在の共通語はフィリピノ語(タガログ語)と英語です。
英語は、20世紀初頭にフィリピンに持ち込まれ、現在でも小学校から英語で授業が行われるので、
国民の多くが英語を話せます。

【給与について】
大卒者の初任給で比較してみると、日本の約20万円に対して約5万円です。
一般的なフィリピン人の給料は、月給で約25,000円から50,000円と言われていますが、
現実的には月給25,000円前後の方が多いようです。
アルバイトで見てみると、フィリピンは日給制で平均日給が1,000円です。
フィリピンで1日かけて稼ぐ金額は、日本で1時間働けばよいのです。
フィリピンは出稼ぎ大国です。人口の10%(約1,000万人)が海外で就労しています。
フィリピン人は英語がネイティブであるため世界中で仕事ができます。
政府は国民の海外での就労を奨励する環境作りを進め、様々な優遇措置も設けています。

【経済について】
今アジアで最も勢いのある国のひとつで「アジアの優等生」と呼ばれています。
2012年を皮切りに6.8~7.0%の高い水準で経済が成長しています。
今後も、内需や出稼ぎ労働者による海外送金、政府のインフラ投資などが牽引し、
6%を超える経済成長の継続が期待できると予測されています。
若い人口が多いので今後も消費の拡大が見込まれ、経済成長は安定的に推移していくでしょう。
日本とフィリピンはある意味で正反対の状況にあります。
日本は人口が減り、少子高齢化が進み、ある程度経済が成長した成熟した社会ですが、
一方のフィリピンは人口が増え続け高い経済成長率を維持し、発展の熱が肌で感じられる国です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さん、フィリピンという国についてはいかがでしたか?
まだまだ知って驚くようなカルチャーや考え方、日本のイメージなどがたくさんあります。
既にご存じの方や、もっと詳しい方がたくさんいらっしゃったら嬉しいです。
フィリピンの技能実習生を受け入れることは、日本人にとっては言葉など大きなハードルがあります。
でも、少しずつお互いのことを知って、双方実りある実習期間となるように、
IWGも全力でサポートしてまいります。

IWGでは、こうした情報提供により、技能実習生の安心や安全だけでなく、
実習実施者様の安心にも寄与できればと考えております。
何かお困りごとがあれば、当組合までお気軽にご相談ください。
今回は以上となります。
また、今後も外国人技能実習生に係る様々な情報をお届けしてまいります。