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#25 【コラム】フィリピン人の価値観

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こんにちは。インターナショナルワークゲートです。
本HPの「お知らせ」では、技能実習生に係る最新情報や、
知っておきたい情報等を不定期で発信しております。
※これまでのお知らせはこちらから

早速ですが、皆様、技能実習生を受け入れてみて、
日本人との違いを実感されることが多いのではないでしょうか。
外国人と一緒に働くのは大変なこともありますが、反面、
お互いに理解が深まれば、強い味方として共に働くことができます。
今回はそんなフィリピン人の価値観について、お知らせいたします。

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【基本情報】
フィリピンは面積も人口も、おおよそ日本の8~9割程度です。
公用語は英語で、海外への出稼ぎ文化が根強い国です。
世界で唯一離婚制度がなく、事実上のシングルマザーが多い国です。

①【フィリピン人にとって大切なもの】
フィリピン人は何をおいても家族を一番大切にします。
家族の用事を理由に遅刻や休暇を取ることは当たり前で、
職場でも不満があがることはないようです。「家族を大切にする」という価値観が
ライフワークバランスの良さに表れているようにも見えますが、一方では、
「とにかく子供や家族の為に一生懸命働く」という逆の意味合いも
同時に共存しています。皆さんの事業所の技能実習生も、
「家族のために」という気持ちが強いのではないでしょうか。

②【基本的な性格】
まず第一に、みなさんとにかく明るく素直で一生懸命です。
とてもおおらかですが、ハングリー精神もあります。
一方、植民地支配されてきたという背景もあり、多くのフィリピン人は
雇用主に対して非常に素直で、指示されたことを真面目に行うという一面もあります。
そんな彼らとコミュニケーションがうまくいかないときは、
外国の多くの国に存在しない日本人特有の「空気を読むことができない」ことが
一因である可能性も。お互いに誤解のないコミュニケーションをとりたいですね。

③【得意なこと・苦手なこと】
単純作業が得意なことが多いです。そして、長時間長期的に同じ業務をしていても
苦にならない人が多いようです。ただし!フィリピンで暮らすフィリピン人には、
時間や期日を守るという概念が存在していないと言っても過言ではありません。
もちろん技能実習生の彼らには、配属までに長い時間をかけて日本人の
時間や期日に対する価値観を共有するため、
本人たちも一番気を付けて来るところなので、ご安心ください。

④【お金に対する価値観】
フィリピン人は給料日になるとすぐに使ってしまい、所持金が1か月持たないため、
一般的に給料日は月に2回です。「世界一貯金が好きな国」と言われる日本人とは
真逆ですね。お金のトラブルにならないように、
IWGが監理団体としてしっかり対応してまいります。

【まとめ】
外国人と共に気持ちよく働くためには、お互いの価値観の違いを理解することから始まります。
今、世界の労働市場で「日本」は魅力的な国とはいいがたく、今こそ危機感を持って
変革する必要がある、と言われています。そして、国内でも特に介護の労働市場は
言うまでもありませんね。技能実習制度を今後の日本の介護労働市場を考える機会として捉え、
本制度を国際的な価値観の理解に活かしたり、法人のこれからの在り方を検討する一助にしたり
することで、IWGもお役に立って参りたいと考えております。

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IWGでは、こうした情報提供により、技能実習生の安心や安全だけでなく、
実習実施者様の安心にも寄与できればと考えております。
何かお困りごとがあれば、当組合までお気軽にご相談ください。