========================
#61 入国管理局の突然の訪問について
========================
こんにちは。インターナショナルワークゲートです。
本HPの「お知らせ」では、技能実習生や特定技能外国人に係る最新情報や、
知っておきたい情報等を不定期で発信しております。
※これまでのお知らせはこちらから
今回は特定技能外国人を受け入れている施設様への
入国管理局の突然の訪問についてお知らせいたします。
当組合のある施設様では運営に全く問題がないにもかかわらず、
毎年事前連絡無しに入国管理局が訪問する施設があります。
初めて入管の方が訪問されたときには、
「何か問題があったのか?!」と施設様も驚かれましたが、
その日に出勤している特定技能外国人と数分面談した後、
何事もなくお帰りになられました。
下記にも記載しておりますが、その地域は外国人集住都市ですので、
特に入管の指導が強化されている地域であるからだと考えられます。
そこで皆様の施設にももし入管の方が突然訪問された場合の注意点について
お知らせいたします。
<入国管理局による確認と指導>
特定技能外国人の受け入れには、いくつかの要件が定められており、
入国管理局はこれらの要件が適切に履行されているかを確認することがあります。
入国管理局は、特定技能要件が適切に満たされているかを確認するため、
定期的に又は必要に応じて施設を訪問することがあります。
特に初めて特定技能外国人を受け入れる場合や、過去に問題があった場合は、
確認の頻度が高くなる可能性があります。
<訪問で確認される主な事項>
対象:施設職員様又は出勤している特定技能外国人
• 雇用契約と労働条件:賃金や労働時間、休暇などが適切に守られているか。
• 業務内容:特定の技能外国人が許可された範囲の業務に従事しているか。
• 支援体制:日本語学習や生活相談など、外国生活をサポートする体制が整っているか。
• 施設の状況:実際に外国人が働く環境が適切であるか。
• その他:ハラスメント防止対策など、安全かつ健全な職場環境が確保されているか。
<施設様のご対応>
• 身元確認:訪問者が入国管理局の職員であることを確認します。
公的な機関の職員を装った詐欺なども存在するため、
身分証の提示を求めるなどして注意してください。
• 協力体制:求められた情報や資料を速やかに提供し、
質問には誠実に答えるようお願いいたします。
• 記録の保持:訪問の目的、やり取りの内容、提供した資料などを
記録しておくのが望ましいです。
************************
Q.ある自治体だけ毎年連絡無しに突然訪問されます。
なぜ特定の自治体だけ毎年来るのですか?
************************
A.特定の自治体だけ頻繁に調査が入ることには、いくつかの理由が考えられます。
【地域特性による訪問頻度の差】
入国管理局の訪問は、特定の地域に集中する場合があります。
1.外国人住民の割合が多い地域
例)群馬県や愛知県、神奈川県等は、特に外国人住民が多い都市の一つです。
実際にある自治体では、他の多くの自治体と比較して
特別徴収義務化(住民税の給与天引き)を推進するなど、
行政サービスにおいても外国人住民の対応が活発な地域です。
2.過去の事例や情報
過去にその地域で外国人材の受け入れに関する問題や
不正事例が報告されたことがある場合、
再発防止のために重点的な監視が行われることがあります。
3.自治体独自の取り組み
場合によっては、その自治体独自の取り組みとして、
外国人材の適正な受け入れを強化するために、
入国管理局と連携して訪問調査を積極的に行っている可能性も考えられます。
【施設の状況による影響】
施設様の状況も訪問頻度に影響を与える可能性があります。
1.初期の確認
特定技能外国人の受け入れを開始したばかりの施設は、
制度が適正に運用されているかを確認するため、初年度は重点的に訪問されることがあります。
2.変更点や届出
施設の所在地や連絡先、受け入れている特定技能外国人の状況などに変更があった場合、
その確認のために訪問が行われることがあります。
3.過去の指導
以前の訪問で何らかの指摘や指導があった場合、
その後の改善状況を確認するために定期的な訪問が行われることがあります。
いずれのケースであっても、訪問者が入国管理局の職員であることを確認し、
求められた情報や資料を速やかに提供し、誠実に対応することが重要です。
======================
IWGでは、こうした情報提供により、
技能実習生や特定技能外国人の安心や安全だけでなく、
外国人受入事業者様の安心にも寄与できればと考えております。
何かお困りごとがあれば、当組合までお気軽にご相談ください。
