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#30【コラム】★フィリピンってどんな国?③
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前回(#29)は、フィリピンのインフラ、価値観、
といった基本的な情報をお届けしました。
シリーズ3回目となる今回は、
果たしてどんな「フィリピン」を知ることになるのでしょうか。
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【フィリピンから見た日本】
フィリピンでは、日本のポップカルチャー、特にアニメやゲーム、
歌謡曲などが若年層を中心に人気を博しています。
また、日本の有名アパレルメーカーや人気ラーメン店、
コンビニなどが続々とフィリピンに進出しています。
豊富な労働力を有し、さらに英語が公用語という利点を持つ
フィリピンに対し、日本企業の熱い視線が集まりつつあります。
また2013年7月から、ビザの大幅緩和に伴い、
期限内であれば何度でも訪日できる「数次ビザ」を
フィリピン人に発給しています。
2014年3月には羽田ーマニラ路線、その後も名古屋ーセブ間、
関空ーセブ間などの新規就航が相次いだことにより、
フィリピンからの訪日客が急上昇するなど、
近年日本とフィリピンの人的往来が活発化しています。
【病気・衛生について】
フィリピンで有名なのは狂犬病です。
街にいる(たいてい放し飼いの)犬に近付くことは危険です。
フィリピン人の多くは狂犬病ワクチン接種をしています。
また、蚊を媒介して伝染するデング熱という病気もあります。
1年中蚊がいるので、危険と隣り合わせです。
【歴史について】
16世紀からスペインに占領され、20世紀にアメリカの植民地となり、
第二次世界大戦で日本に占領されました。
少し年配のフィリピン人は「日本人は怖い」というイメージを
まだもっている人もるようです。
しかし現代の若者の多くは日本や日本人に対して憧れのようなものを
抱いている人が多く、親日国と言ってもいいでしょう。
【文化について】
歴史上、長い間スペインに占領されていたため、
言葉はスペイン語の影響が濃く、またスペイン文化が濃いです。
またアメリカ文化の影響も強いです。
他人を受け入れる許容性がとても大きく、人と人の距離が近く、
フレンドリーです。またフィリピン人はカラオケが大好きです。
【フィリピンが抱える課題について】
①2021年時点でフィリピンの貧困率は23.7%でした。
貧困層の1か月の生活費は3,000円ほどですが、
食費だけでも通常1人あたり5,000円ほどかかります。
それに加えて、家賃の支払いや生活用品を購入するお金も必要です。
貧困層の人々は最低限の生活も保障されていません。
②5~15歳の子供のうち27%が貧困が原因で学校に通えていません。
③国内の雇用機会が不足しているため、
失業率と海外移住率(出稼ぎ)も非常に高いです。
④首都圏と周辺地域の経済格差が大きく、マニラ首都圏の貧困率は
わずか2.3%であるのに対し、ミンダナオ地方では貧困率が上昇しており
61.3%に達するなど地域差が際立っています。
⑤自然災害の影響が大きく、台風、地震、火山活動などが頻発しています。
多くの人が住む場所を失い、学校や病院などの公共施設も大きな被害を受けています。
直接の被害に加え、交通機関や電話、インターネットにも影響し、
物資の供給が十分に及ばなくなることもあります。
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皆さん、フィリピンという国についてはいかがでしたか?
まだまだ知って驚くようなカルチャーや考え方、
日本のイメージなどがたくさんあります。
既にご存じの方や、もっと詳しい方がたくさんいらっしゃったら嬉しいです。
フィリピンの技能実習生を受け入れることは、
日本人にとっては大きなハードルがあります。
でも、少しずつお互いのことを知って、双方実りある実習期間となるように、
IWGも全力でサポートしてまいります。
IWGでは、こうした情報提供により、技能実習生の安心や安全だけでなく、
実習実施者様の安心にも寄与できればと考えております。
何かお困りごとがあれば、当組合までお気軽にご相談ください。
今回は以上となります。今後も外国人技能実習生に係る様々な情報を
お届けしてまいりますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。