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#29 【コラム】★フィリピンってどんな国?②
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前回(#24)は、フィリピンの言語や宗教、物価や経済など、
大切ですが、少し堅苦しい情報ですがをお届けしました。
シリーズ2回目となる今回は、
果たしてどんな「フィリピン」を知ることになるのでしょうか。
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【基本情報】
フィリピンは、平均気温が26℃前後で年間を通じて
暖かい気候の国です。セブ島をはじめ、
日本人にも人気のリゾート地が多数あります。
【労働力について】
フィリピンは、海外に多くの労働力を提供しており、
特に船員が多いことでも有名です。
日本商船隊に乗り込んでいる船員について見てみると、
全体の3.9%が日本人船員であるのに対し、
73.8%がフィリピン人船員となっており、
おおよそ4人に3人がフィリピン人船員という状況にあります。
【食事について】
主食は米で、日本と同じように米を炊きます。
全体的に甘い料理(砂糖を多く使う)や
材料を切り刻んだ料理が多く、スプーンとフォークで食べますが、
古い習慣から手で食べる人がまだ多いようです。
【貨幣について】
フィリピン・ペソ。1ペソ=約2円。
しかしフィリピン人にとっての貨幣価値として
1ペソが10円にあたると言われています。
例えばマクドナルドでセットメニューを頼むと約100ペソ。
通貨的には約200円ですが、
フィリピン人にとって日本の1,000円にあたるようです。
【インフラについて】
都市部には水道はありますが、水が濁っている場合も多く、
飲用水は購入しているようです。
また電気もありますが、電気代は日本並みに高い割に、
山間部に限らず停電が日常茶飯事です。
計画停電もたびたびあり、その日は仕事にならない…
ということもよくあるようです。
【日本とフィリピンの交流史 】
日本とフィリピンは、16世紀中頃より交易を通じた交流を行っており、
マニラには日本人町も作られました。江戸時代の鎖国政策により、
両国間の交易は一時衰退しますが、
20世紀初頭にマニラとバギオとを結ぶ道路工事などの建設ブームが起こると、
日本人労働者がフィリピンに移り住み、
以降多くの日本人がフィリピンに移住しました。
現在では約1万8千人の日本人がフィリピンに在住しています。
また、日本に在住するフィリピン人も20万人に達しており、
中国、韓国に次いで3番目に多い数になっています。
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皆さん、フィリピンという国についてはいかがでしたか?
まだまだ知って驚くようなカルチャーや考え方、
日本のイメージなどがたくさんあります。
既にご存じの方や、もっと詳しい方がたくさんいらっしゃったら嬉しいです。
フィリピンの技能実習生を受け入れることは、
日本人にとっては大きなハードルがあります。
でも、少しずつお互いのことを知って、双方実りある実習期間となるように、
IWGも全力でサポートしてまいります。
IWGでは、こうした情報提供により、技能実習生の安心や安全だけでなく、
実習実施者様の安心にも寄与できればと考えております。
何かお困りごとがあれば、当組合までお気軽にご相談ください。
今回は以上となります。今後も外国人技能実習生に係る様々な情報を
お届けしてまいりますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。